ユウスゲの花が見たくて伊吹山に行ってきました。あいにくの雨と風で、3時ごろに咲き始めた花もちょっとしおたれていましたが、群生する淡い黄色の花たちに出会えたのは感動でした。
あの人は日が暮れると黄いろな帯をしめ
村外れの追分け道で 村は落葉松の林に消え
あの人はそのまま黄いろなゆふすげの花となり
夏は過ぎ・・・・・
立原道造「村ぐらし」より
詩人立原道造の詩の中には「ゆふすげ」の花が繰りかえし登場します。いつか見たいと、もうずっとずっと思っていました。ン十年くらい。雨に震えるユウスゲの群れにちょっとウルルでした。
伊吹山には野草がいっぱいです。ボランティアガイドのおじさんが案内してくださる野草観察ツアーに参加。写真は、キリンソウ、シモツケソウ、ハナイカダです。夏休みが終わったら、今度は秋の花に会いに行きたいと思いました。みんなも連れて行きたいなあ。
2006年7月16日 21:48