3月のねじまき句会の日でした。

きょうは、ねじまき句会の日。きょうのなおこせんせは川柳作家です。今月の題は「菜の花」。句会には、題詠と雑詠をそれぞれ一句ずつ投句します。無記名の互選をするので、「ああ誰にも選んでもらえなかったらどうしよう。」とドキドキします。歌人の荻原裕幸さんは、いつも論理的な評をしてくださって、常に右往左往しているわたしにとっては、ありがたく貴重な道しるべです。自分の作品について他の方の言葉がうかがえるというのは、得難いチャンスだと思います。だから、「ねじまき」の日はとても大切な日なのです。

●今月の好きだった句。

ありふれた雲の匂いをさせている/荻原裕幸

「雲の匂い」なんてあるはずないのに、「ありふれた」って言っちゃうんですよ。しかも、わけのわからない説得力がある。どこからこういう言葉たちが現れて集合するのでしょう?こんな風に句をつくることができたらいいなあ、と思います。「ありふれた雲の匂い」がする人のこと、わたしはきらいじゃないと思います。

身じろげばソメイヨシノがこぼれそう/なかはられいこ

れいこさんの句は、いつもぐわっとつかまれる感じがします。迫ってきちゃいます。身動きするとはらはら散ってしまいそうな桜。呼吸するのもはばかられそうです。そういう感覚と、いま自分の中にある何かの感情があふれそうになっていて、ちょっとでも動いたらそれがあふれ出してしまいそうな感覚とが重なり合います。「こぼれそう」なのが、「満開の桜」だったりしたらつまらないし、かえってイヤなのですが、「ソメイヨシノ」ですものね。うまいなあ、と思います。

●今月の気になった句。

オオイヌノフグリは何を盗んだか/二村鉄子

不思議な句でした。「オオイヌノフグリ」は決して何も盗んだりしないことは重々承知しています。でも、なんだか盗みそうな気がしてしまいます。「オオイヌノフグリ」という言葉と「盗む」という言葉が正しく選ばれた結果なのでしょうね。かといって、何なんだと言われたら困ってしまうのですが。どうしてよいのかわからなくて、わからない句は選べないのが、わたしの現状です。川柳とは何かということ、自分なりの選句の基準ということがはっきりしていないせいだと思います。とても考えさせられた一句でした。

2006年3月28日 22:39

「セレクション柳人」発刊記念川柳大会

邑書林から、20人の川柳作家のベストアンソロジーが「セレクション柳人」として刊行されます。なかはられいこさんもその20人に入っています。それを記念する川柳大会が大阪で開かれました。ねじまき句会のなかはられいこさん(川柳作家)荻原裕幸さん(歌人)が出席されるので、わたしもトコトコ大阪までついて行って来ました。
第一部はすでに刊行されている各句集の読みが行われ、第二部が句会、その後懇親会がありました。句会では事前に5つの題が課されていて、各2句ずつ計10句を投句しました。わたしの句も、かろうじて2句とっていただきました。こういうのを、「抜ける」というのだそうです。ふふふ。

題「女神」  足の裏きれいなほうの女神です  宮川尚子

懇親会では、たくさんの川柳作家の方とお会いできて、いっぱいお話もしていただきました。どきどきでした。帰り際には、田中博造さん御本人から「田中博造集」を頂戴しました。ありがとうございました。わたしが持っている「田中博造集」と区別するために、ちゃんとシルシをつけておこうと思います。
川柳のことをもっともっと知りたいし、もっともっと考えていきたい。川柳を書くことを続けていきたい。そんなことをまっすぐに思いながら帰ってきました。

2006年3月11日 23:59

卒業おめでとうございます。

きょうは公立中学の卒業式。みなさん、卒業おめでとうございます。
とはいっても、愛知県の場合、公立高校の入試がまだなので、気分的には中途半端な感じだとは思うのですが。卒業式、昔も今も女の子はけっこう泣いたりしますよね。あれって、なんで泣けちゃうんでしょうか?わたしは、小学校のときは泣けなくて、ぽろぽろ泣いている子のこと、いいなあと思ってみていました。中学のときも式では泣けなくて、在校生が並んで学校を出て行く卒業生を見送るとき、ブラスバンド部員の数が足りなくて、見送るほうの列にいてフルートを吹いていたら、突如ぐぐぐっとこみ上げてきました。なんでだったんだろう?遠い遠い昔の話です。
きょう卒業したばかりのほやほやさんたち、感慨に浸る間もなく、木曜日から公立高校の受験が始まります。いよいよです。さあ、最後の仕上げです。精いっぱい力が出せるといいね。

2006年3月 7日 23:59