トリノから風がきました。

きょう、トリノから絵葉書が届きました。そう、冬季オリンピックのあのトリノです。
スケート、ショートトラックチームのトレーナーとして随行中の渡辺つぐみさん( 株式会社グローバルスポーツ医学研究所)が送ってくださいました。渡辺さんの優しさと謙虚で前向きな姿勢にあふれた言葉たちが、美しい文字でつづられていて、なんだか胸がいっぱいになりました。いっぱい元気を頂戴しました。わたしのことを思い出してくださったことも、忙しいさなかにペンをとってくださったことも、ほんとうにうれしかったです。ありがとうございました。
絵葉書が届くとき、かすかにその土地の風も連れてくるようです。きれいなきんいろの切手にさわると、そこにも風の気配がしました。

あさっては20周年記念のBST祭。時間を割いてお越しくださる方々、温かいお声をかけてくださるみなさん、素敵なお花を届けてくださった牧野さん、キューさん。感謝の気持ちでいっぱいです。よい日にできるように頑張ります。

2006年2月24日 23:59

『紙ピアノ』

風媒社さんに注文していた本が届きました。伊津野重美さんの第一歌集『紙ピアノ』です。伊津野さんの短歌と岡田敦さんの写真とがひとつになった美しい本です。
昨年の秋、伊津野さんの朗読ライブにおじゃましました。「短歌の朗読」という言い方ではとても言い表せないパフォーマンスを体験しました。伊津野さんは声と体とすべてで歌であり、祈りであり、その空間にいるわたしは、まるで伊津野さんと自分との境界線がわからなくなってしまうような不思議な感覚にとらわれました。はじめて知る感動でした。
「苦しいとき辛い場所にいる悲しい人に」届くようにと編まれたこの歌集は、たしかな祈りとなって読む人の心に届くと思います。
いっぱいいっぱい好きな歌があって困ってしまったので、本のタイトルになった歌を。

ユモレスク高らかに弾く 草上の遂げ得ぬ思いに紙ピアノ鳴れ   伊津野重美

2006年2月10日 23:59