耳をふさげば水は一面の青    樹萄らき

(「2015 親分ここはいけません」より。)
耳をふさいで音が遮断されると、視覚でとらえた水が「一面の青」として迫ってくる。ミミヲフサゲバ/ミズハイチメンノアオの7音と10音で一気に読むのがよさそうに思える。水面を見ているはずなのに、水の中にいるような気もして不思議な感じがする。

らきさんが、2015年に書いた川柳とエッセイをまとめた作品集を送ってくださった。らきさんは、毎年きちんと自分の作品をまとめていらっしゃる。それは大切なことだし、毎年続けていらっしゃるのはすごいなと思う。書きっぱなしのわたしは、「ごめんなさい」と言いたくなる。らきさん、おからだに気をつけて2016年もいっぱい川柳をつくってくださいね。

2016年4月22日 22:58