わたくしを跨いで猫が出て行った    木本朱夏

(「ことばの国の猫たち」より。)
木本朱夏さんが監修なさった猫川柳のアンソロジーが、あざみエージェントから出版された。猫句と猫の写真と猫エッセイだけで構成された本である。バッグの中にちょこんと収まるコンパクトサイズなのだが、これを入れていると無敵感バリバリである。不思議なお守りのような1冊だ。写真の猫ちゃんたちのせつないほどの愛らしさも効果絶大なのだろう。
お気に入りの猫川柳を発見。

猫はまた遠いところを噛んでいる    徳永政二

ねじまきメンバーの句も見つけた。

チェシャ猫に呼び戻される脱衣場    なかはられいこ
告白の練習用に猫借りる        丸山進
国境も仔猫も軽く踏んじゃって     瀧村小奈生

2016年4月18日 14:33