「川柳の彼岸と此岸」    水本石華

(「杜人」248号より。)
今年はねじまき句会でも有志によって連句に挑戦した(その模様は「ねじまき」#2に掲載)のだが、「杜人」でも!と興味深く拝見していたら、おお!水本石華氏は佛渕雀羅氏だった。先月の鹿児島の国民文化祭のときにワークショップで捌きをしてくださって、初めて親しくお話しさせていただいたばかりだ。川柳の話になったときに、「杜人」に川柳の作品を寄せていると話していらっしゃった。なんだか、劇的な再会を果たした気分である。それにしても、と思う。川柳の句会で連句を巻くということ、この符合がおもしろい。何かあるのかもしれない。そういう「時」なのかもしれない。そういう流れなのかも。ちょっぴりざわっとする。水本氏はこの文章に「川柳の作者は詠まれたものの向ふ側にも、こちら側にも立つことが出来る」というメッセージをこめて書かれたという。雀羅さんの顔を思い浮かべながら、「俳諧」という言葉を思った。

2015年12月27日 18:28