村だったところで揺れてるコスモス    小奈生

〈やさしい川柳〉の講座、宿題は「村」。欠席かつ宿題未提出。「村」はマジになってしまう題だ。本当の村以外のイメージがない。教室では、どんな作品が出たのだろう。まさか「名刀村雨」とかはないよね、と勝手な想像をする。「南総里見八犬伝」だっただろうか。妹が夕方のNHKの人形劇を見て「さもしい浪人サモジロー!」と言っていたのまで思い出してなつかしい。ふるさと滋賀県には朽木村というところがあった。一度も行ったことがないのだが、ずっと気になっていた地名である。今は市町村合併でその名前はなくなってしまったようだ。滋賀県というと湖のイメージしかないかもしれないが、周りはしっかりと山に囲まれていて秘境っぽいところも多い。多賀大社がある多賀の奥や、スキー場のある余呉の奥など県境に近いところには廃村もあったはずだ。滋賀県にずっと暮らしていたのに、湖のへりでうろちょろしていただけで、行ったこともない所が多くて驚いてしまう。

2015年10月16日 11:19