胸中のほていあおいをどうしましょ    なかはられいこ

(第113回ねじまき句会より。)
「キョーチューノ」がいい。漢語乾燥効果というのか、抒情的なものを取っ払ってくれる。いや、ほていあおいなので間違ってもそんなことはないとは思うが、「胸の内」でも「心の中」でも困る。漢語の大仰な感じもおもしろい。池に繁茂して、どんどん増殖するあの水草。空気がはいった袋をもっていて、滑稽でもあり不思議でもある。子どもの頃はながめたりさわったりしたものだ。夏の終わりの疲れを抱えた体と心には、ほていあおいが増殖中だったのですね。どうしましょ。うっぷ。まあ、しょうがない。なんだって飼い馴らすしかない気がします。
「布袋葵」は夏の季語。気になって歳時記を調べてみた。

旅果を土佐の津にあり布袋草    鍵和田秞子

歳時記にあるのだから、布袋葵の代表句にちがいない。残念ながら、布袋草をどうとらえるべきなのかがわからない。助けて!

2014年8月29日 15:49